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日本橋、浜町、人形町の「まちの法律家」
2016-11-26

なにをするわけでもなく、笑いに行くしあわせ

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土曜日の昼下がり、桂宮治さんの落語を観に行きました。

「落語」というと、初心者にはハードルが高い娯楽と思い込んでいたのですが、今年の夏に知り合いの税理士さんから誘われて初めて観に行ってからというもの、すっかりハマってしまいました。

仕事にしろプライベートのお出かけにしろ、家を出るときは何か目的があるわけですが、ただ「笑うため」に家を出るというのは、なんだかとても幸せな気分です。

落語は、時事ネタや落語家の方が最近あったことを話す「マクラ」から「演目」に入っていくわけですが、演目もさることながら、桂宮治さんのマクラがとにかく面白い。そして、マクラからそのままの流れで演目に入っていく展開が音楽のように美しい。
落語を聞くと、話し言葉では”テンポ”と”間”が大切なのだとあらためて気づきます。

すべての演目が終わって会場を出ると、出口のところにその日の演目表が貼ってありました。これを見るのも落語の楽しみのひとつです。

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インターネットが当たり前になって情報の流通量が増えると、みんなが知っていることでは競争に勝てず、常に新しいものを追い求めなければならないという気持ちになることがあります。そんな日々に疲れたとき、昔から変わらないけれど素晴らしいものに触れると、ホッとします。

美しいCGの映画や最新設備のテーマパークも良いけれど、江戸時代の人たちも同じ話で笑っていたのかなと想像しながら、落語を楽しむのも良いものです。

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