日本橋界隈の盆踊り|日本橋小学校・堀留公園
日本橋小学校の盆踊り
7月23日(土)のことである。これもたまたまであるが、娘と孫と一緒に夕食を食べようと思い、甘酒横丁交差点からCOREDO日本橋の方向に向かって谷崎潤一郎生誕の地の辺りを歩いていたら、「ドン、ドコ、ドン」と太鼓の音が聞こえてきた。
音がする方へ足を進めると、そこは日本橋小学校で、盆踊りの真っ最中。校庭のグランドに四方から提灯がぶら下がり、中央のやぐらでは、男の人が一生懸命太鼓を叩いていた。踊りの曲は、題名はわからなかったが、氷川きよしの歌だった。その後、何と「銀座カンカン娘」が鳴らされた。「銀座カンカン娘」の踊りは初めて聞いたが、私には盆踊りには合わないような気がしてシックリこなかった。
先週は、浜町中の橋の盆踊りを娘と孫と一緒に見ることができなかったが、今回は一緒に見ることができて、本当にラッキーだった。孫はまだ1歳にはなっていないが、心なしか浮き浮きしているような気がした。
人形町二丁目の盆踊り
7月24日(日)は、今度は人形町二丁目のそば助の角で、町内の盆踊りをやっていた。踊りの演目は、「東京音頭」、「炭鉱節」、「ダンシングヒーロー」などであった。
定番の「東京音頭」や「炭鉱節」は、みんなも馴れ親しんで軽快に踊っていた。「ダンシングヒーロー」は、私には初めての曲であったが、非常に新鮮な感じで、ライブ会場でみんなが一体になってノリノリに飛びはねているようだった。「東京音頭」などとは一風変わった感じで非常に良かった。
堀留公園の盆踊り
7月29日(金)には、堀留公園でも盆踊り大会があった。堀留公園はかなり大きな公園なので、櫓の太鼓の下に演舞台があり、その演舞台の浴衣姿の踊り手を中心に二重、三重の踊りの輪が広がっていた。また、平場には、太鼓がさらに2台設えてあり、子どもたちが変わる代わる太鼓を叩いていた。
演題は、定番の「東京音頭」、「炭鉱節」、「花笠音頭」のほか、これがお江戸の盆ダンス、風まかせ夢まかせなどの新しい曲もあった。踊り手の方には、お年寄りの男の方や中年の男の方もいらっしゃったが、浴衣姿も様になって、踊りも非常にうまく粋に感じた。
東京日本橋の盆踊り大会もいよいよ佳境に入ってきたようだ。
(文/西川文明)