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日本橋、浜町、人形町の「まちの法律家」
2018-05-22

伊予西条プロジェクト|愛媛県西条市は歴史と自然あふれる魅力的な街だった

2018年5月12〜14日まで、地域活性化の研究プロジェクトのキックオフのため、愛媛県西条市に行ってきました。

東京駅から東海道・山陽新幹線で岡山駅に行き、特急しおかぜに乗り換えて瀬戸内海を渡ります。

小雨が降る瀬戸大橋を通り、源平の戦いや長宗我部氏の覇権を想像しながら四国の地を踏みしめて、伊予西条駅に到着しました。

駅前広場がぽっかりと広がり、その周りを取り囲むようにビジネスホテルや民宿が建っています。

改札口を出て右方向に少し歩くと「十河信二記念館」があります。

十河信二氏は、満州鉄道に魅せられ、日本の近代化のために、旧国鉄で東海道新幹線の敷設に尽力した方です。

十河信二氏の偉業を讃えるように、記念館の真向かいには「鉄道博物館」が立っています。

鉄道博物館の少し奥に観光物産館があり、西条の一大イベント「だんじり祭」の楽車が展示されていました。

愛媛県西条市には、アサヒビール、クラレ、花王など、多くの大企業の工場が立地しています。

その理由をひもとくと、西条市の“ある”地域資源が思い浮かびます。

それは、豊かな「水」資源です。

西日本最高峰の石鎚山から流れ出る湧き水は美しく、美味しく、西条市では水道代が無料というから驚きです。

この「水」があるから、飲料、繊維、化粧品などの工場が立地しているという仮説を立てることができます。

市の中心部、西条市役所通り過ぎると、1959年に夏の甲子園で優勝したこともある西条高校があります。西条藩の陣屋跡を校舎にしているため、堀に囲まれた場所に建っています。

西条市のもうひとつの特色が「民芸」です。陣屋跡の片隅に、「愛媛民芸館」があります。この日は定休日だったため、次回来るときは内容をレポートします。

西条市は、歴史と自然の息吹をいたるところで感じる魅力的な街ですが、社会の流れに抗うことはできませんでした。超高齢社会、人口減少、過疎化の波は、西条市の商店街のシャッターを降ろさせました。

国や地方自治体が様々な補助金や支援制度を投入して、商店街の活性化に注力していますが、いまだ実を結んだといえる商店街はほとんどありません。商店街活性化には、大まかに分けると、①外から来てもらう(観光客の誘致など)、②内から盛り上げる(地元の人に来てもらう)のどちらかです。たとえば、有名店に入居してもらうなど単発の取り組みはありますが、根付かず一過性で終わることが多いです。

最後に、鉄道で四国に行くと予定して、楽しみにしていたものがあります。

JR四国の「アンパンマン列車」。

しかし、、、アンパンマン列車は限定された数本のみということで、今回は乗れませんでした。

宿泊したホテルの部屋の窓から見下ろした西条駅を見ながら、次は7月に来る日を楽しみに待ちたいです。

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