2016-04-20
食の安全の原点は
浜町中ノ橋交差点の近くに「シディーク」というインドカレーの店があります。シディークは、都内に何店舗かあり、中央区では、水天宮前や日本橋にもあります。たまに娘夫婦も、テイクアウトで持ってきてくれますが、何と美味しいカレーだと舌つづみをうって食べています。
今日は、シディークの店員さんの真面目な仕事振りについて、お話ししたいと思います。
スーパーなどに出かける行き帰り、ビラ配りをしている店員さんに出会います。ほとんど毎日出会いますので、自然と顔馴染みになり、「こんばんは」、「寒いですね」とか、私と日本語で言葉を交わします。外に出ていない時は、店長さんや店員さんが目で会釈してくれたり、窓を開けて挨拶してくれます。私が一番感心したのは、1月、2月の極寒の時期にも、外に出てビラ配りをしていたことです。
また、中では、店長さんや店員さんが一生懸命にカレーやナンを作っているのが分かります。私は、かって県の食品安全対策室長として、県民の食の安全業務に携わっていたことがありますが、大事なのは、県民の食に対する安全・安心を確保することでした。そのためには、HACCPなどの科学的な食品管理や食中毒防止のための衛生思想の普及など、必要な事柄は多々あるかと思いますが、最も大切なのは、シディークの店員さんのように真面目に仕事に取り組む姿勢ではないかと思います。そこに食の安全の原点があるように思えます。
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