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日本橋、浜町、人形町の「まちの法律家」
2016-03-31

事務所見学会で学んだ行政書士の品格

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東京都行政書士会が企画してくださった先輩行政書士の事務所見学ツアーに参加しました。行き先は、赤羽にある東京都行政書士会長の常住先生の事務所です。

スタッフの方から「建設業許可」と「遺産分割協議」の実務に関する講義をいただいたあと、常住先生から事務所経営についてうかがいました。

いざ開業するとなると、一番気になるのはやっぱり集客です。ちまたの開業ノウハウ本やネットの情報を見ると、専門分野ごとに特化したホームページを作って集客することが成功パターンのように書かれているものを多く目にしました。でも、仮に儲かるとしても、そういう営業方法になんだか違和感がありました。

「理屈ではなく、相手の心を動かすこと」

常住先生がおっしゃった一言が、行政書士の仕事の魅力ややりがいとともに、士業の品格について考えるきっかけとなりました。”武士は食わねど高楊枝”がいいのです。仕事が欲しくて金にギラギラしていると、本当に出会うべき人と出会えなくなってしまうのです。

士業は会社とちがってもっと孤独なものと思っていましたが、こういう大先輩のお話を聞ける機会があることはとてもありがたいことです。

地域、行政、他士業をつなぐ架け橋として、地域で暮らす方たちから頼られる存在となるように頑張っていきたいと思います。

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